「お金が全てじゃないけれど、あった方が安心なのは間違いない」
新NISAをはじめとした資産形成に取り組んでいる方の多くは、老後の生活費や、将来の不安を消すために投資をしていると思います。
しかし、最新の公衆衛生学や心理学の研究において、驚くべき事実が明らかになっています。それは、「保有している資産の額が多い人ほど、健康寿命が長く、病気のリスクが低い」というデータです。
「お金持ちは高い医療を受けられるから当然でしょ?」と思うかもしれません。しかし、理由はそれだけではありません。実は、資産があること自体が、人間の脳と身体をむしばむ「ある最悪の物質」を劇的に減らしているからなのです。
私は臨床心理士として長年ストレスが身体に与える影響を研究し、自身でも新NISAを中心とした運用で、現在の資産は2,000万円を達成しました。
今回は、資産額と寿命の知られざる科学的な共通点を解き明かし、新NISAで資産を作ることは、未来の「健康」を買い戻す最高の自己投資であるという事実を分かりやすく解説します。
1. 身体をじわじわと破壊する「慢性ストレス」の恐怖
なぜ、貯金が多い人ほど長生きするのか。その最大の理由は、脳が感じる「経済的不安の軽さ」にあります。
人間は、「来月の家賃が払えなかったらどうしよう」「老後の生活費が足りないかもしれない」といったお金の不安を抱えているとき、脳の扁桃体が常に微弱なアラートを出し続けることになります。これを心理学で「慢性ストレス」と呼びます。
慢性ストレス状態に陥ると、体内では「コルチゾール」というストレスホルモンが過剰に分泌され続けます。このコルチゾールが長期にわたって血液中に溢れると、
- 免疫力が著しく低下し、病気にかかりやすくなる
- 血管が慢性的にダメージを受け、心疾患や脳血管疾患のリスクが跳ね上がる
- 睡眠の質が低下し、脳の老化(認知症リスク)が加速する
という、恐ろしい健康被害を引き起こすことが科学的に証明されているのです。
つまり、貯金がない状態というのは、単にお金に困るだけでなく、「毎日、身体に少しずつ毒を盛り続けている」のと同じ状態なのです。
2. 資産がもたらす「自己コントロール感」という名の特効薬
一方で、手元に十分な資産がある状態は、身体にとって最高の特効薬になります。心理学において、人間が最もストレスを感じにくく、健康でいられる条件は「自己コントロール感(自分の人生を、自分の意思で動かせている感覚)」を持っているときです。
現在の私の証券口座にある2,461万円という資産は、今すぐ使う予定はありません。しかし、この数字が画面にあるだけで、私の脳は毎日、強烈な安心感という恩恵を受け取っています。
「何かあっても、当分の間は生活に困ることはない」
「理不尽な環境からは、いつでも自分の意思で離れることができる」
この圧倒的な安心感が、脳内のコルチゾールの分泌を最小限に抑え、自律神経を安定させてくれます。お金があるから長生きするのではなく、お金があることで「脳が平穏に保たれ、結果として身体の免疫力が最大化する」から長生きするのです。
3. 節約と投資は、最高の「若返り習慣」である
この事実は、私たちが日々取り組んでいる「ジェイソン流の節約」や「新NISAでの積立」のモチベーションを全く新しいものに変えてくれます。
「今は欲しいものを我慢して、未来のためにお金を貯めている」と思うと、投資はどこか苦しい修行のように感じられます。しかし、事実は真逆です。
なんとなく買っていたラテマネーやお菓子をカットして、その分をS&P500やオルカンに回す。この行動によって、あなたの不摂生による健康リスクが減るだけでなく、新NISAに積み上がっていく1円1円が、将来のあなたの慢性ストレスを相殺する「健康器具」として機能しているのです。
コツコツと資産を育てるプロセスそのものが、あなたの脳を健やかに保ち、健康寿命を延ばすための最高のアンチエイジング(自己投資)に他なりません。
4. まとめ:本当の配当金は、あなたの「健康な未来」
長期の資産形成において、私たちが最後に受け取る本当の配当金。それは、証券口座の数字ではなく、「お金の心配をすることなく、大切な人と笑顔で長く暮らせる、健康な身体と時間」です。
いくら口座に何億円もの資産があっても、ストレスで心身を壊してしまっては人生の総幸福度は下がってしまいます。
日々の株価の小さな値動き(数字)に一喜一憂してストレスを溜めるのは、本末転倒です。仕組みを作ったら、あとはどっしりと構えて放置しましょう。
新NISAで「人生の盾」を賢く育てながら、今日も健康に、あなたの目の前にある日々を穏やかに楽しんでいきましょう。
