「口で言うのは簡単だけど、実際にどう投資しているの?」
このブログでは、キャリアコンサルタントであり臨床心理士、そして現役投資家である私が、資産形成やキャリアに関する情報を発信しています。しかし、どんなに理論を語っても、「私自身がどう行動しているか」が最も気になる部分ではないでしょうか。
そこで今回、初の試みとして、私のリアルなポートフォリオを初公開することにしました。
本日公開するのは、2024年11月24日時点の私の資産状況です。
資産合計:18,569,483円
評価損益(率):+3,208,549円(+20.88%)
これは、約1,800万円の資産を、どのような比率で持ち、どのようなリターンを得ているのかを具体的に示すものです。
毎月の資産公開を通じて、あなたが「投資を続ける」ための心理的な支えや、具体的なポートフォリオ構築のヒントを提供できれば幸いです。
1. 2024年11月24日時点:クロネコ主任の資産配分を大公開!
まずは、実際のポートフォリオの内訳をご覧ください。

私のポートフォリオは、大きく分けて以下の商品で構成されています。
| 商品種類 | 割合 | 金額(概算) |
|---|---|---|
| 投資信託 | 52.56% | 約976万円 |
| 国内株式 | 25.48% | 約473万円 |
| 金・プラチナ | 8.96% | 約166万円 |
| 米国株式 | 6.56% | 約122万円 |
| 外国債券 | 3.15% | 約58万円 |
| 楽ラップ | 3.00% | 約56万円 |
| 預り金等 | 0.26% | 約5万円 |
| 合計 | 100.00% | 18,569,483円 |
この資産配分は、私の「攻めと守りのバランス」、そして「リスク許容度」に基づいています。特に注目していただきたいのは、「投資信託」が半分以上を占めている点と、「金・プラチナ」をしっかり組み入れている点です。
2. クロネコ主任のポートフォリオ戦略を徹底解説
なぜこのような資産配分にしているのか?その背景にある私の投資哲学と戦略を解説します。
2-1. 【コア戦略】投資信託で「世界の成長」と「分散」を確保
私のポートフォリオの核となるのが、52.56%を占める「投資信託」です。
これは主に全世界株式インデックスファンド(オルカン)とS&P500インデックスファンドを組み合わせたものです。
- 世界経済全体の成長を取り込む: オルカンを中心とすることで、アメリカだけでなく、日本や欧州、新興国といった全世界の成長の恩恵を幅広く享受しています。
- 心理的な安定: 投資信託は個別の株のように頻繁に値動きをチェックする必要がなく、精神的な負担が少ないため、本業に集中しながら長期で資産形成を続けることができます。これは臨床心理士の視点からも非常に重要視している点です。
- 「S&P500とオルカンどっちがいい?」という疑問はよく聞かれますが、私はどちらか一方に偏るのではなく、両方を組み合わせるハイブリッド戦略を採用しています。これは、アメリカ一強の時代が続いても、他の地域の成長も取りこぼさないためのバランス戦略です。
2-2. 【サテライト戦略】個別株(国内・米国)で「集中と成長」を狙う
全体の約32%を占める国内株式(25.48%)と米国株式(6.56%)は、私のポートフォリオにおける「攻めの部分」です。
- 国内株式: 日本経済の回復や特定の産業への成長期待から、個別銘柄を厳選して投資しています。日々のニュースや企業分析を通じて、成長が見込まれる企業に集中投資しています。
- 米国株式: GAFAなどの巨大IT企業を中心とした成長力は依然として魅力的です。特にAIなどの次世代技術を牽引する企業には、少額ながらも投資を継続しています。
- 「コア」である投資信託で安定を確保しつつ、「サテライト」である個別株で大きなリターンを狙うのが私の基本的な考え方です。個別株はボラティリティが高い分、リスク管理が重要になります。
2-3. 【守りの戦略】金・プラチナと外国債券で「リスクヘッジ」
全体の約12%を占める金・プラチナ(8.96%)と外国債券(3.15%)は、私のポートフォリオにおける「守りの部分」です。
- 金・プラチナ:
- 「有事の金」と言われるように、経済危機や地政学リスクが高まった際に価値が上昇しやすい特性を持っています。株式市場が下落した際のリスクヘッジとして、長期保有を前提に組み入れています。
- プラチナは自動車産業や水素社会の進展による需要拡大も期待しており、長期的な視点で保有しています。
- 外国債券: 株式とは異なる値動きをするため、ポートフォリオ全体のリスクを低減する役割があります。特に、インフレヘッジや為替分散の効果も期待しています。ちょっと買ってます。
- 心理的な安定: 株式が大きく下落する局面でも、これらの守りの資産が一定の価値を保つことで、精神的な安心感を得られます。これは、投資を継続する上で非常に重要な要素です。
2-4. 楽ラップと預り金等:自動運用と流動性の確保
- 楽ラップ: 資産運用の専門家が自動でポートフォリオを組み換え、運用してくれるサービスです。手数料はかかりますが、忙しい時の手間を省き、リスク分散にも貢献してくれます。現在は新規購入はしていませんが、とりあえず持っていました。
3. 評価損益+20.88%の背景とクロネコ主任の投資哲学
現在の評価損益率+20.88%は、約17ヶ月間の運用(※)で得られたものです。この期間は、インフレと金融引き締め、そしてAIブームが同時に進行した非常に変動の激しい市場でした。
※投資開始時期と入金状況により、運用期間は変動します。
なぜこの変動の激しい相場で20%を超えるリターンが出せたのか?
- 長期・積立・分散の徹底: 基本中の基本ですが、毎月コツコツと積み立てを行い、一喜一憂せずに分散投資を継続したことが、安定したリターンに繋がっています。
- 市場のトレンドへの対応: AIブームによるテクノロジー株の上昇、日本株の再評価、そして金価格の高騰といった市場の大きなトレンドに、バランス良く乗ることができました。
- 「心の安定」を最優先: 投資における「焦り」「不安」「過度な期待」が失敗に繋がることを痛感しています。自分のリスク許容度を超えた投資はせず、感情に流されない判断を徹底しています。
4. 今後の資産推移にご期待ください(毎月更新!)
今後も毎月、このブログで私のポートフォリオの推移を公開していきます。
資産が順調に増える月もあれば、市場の変動により一時的に評価額が下がる月もあるでしょう。しかし、それが投資の現実です。
私は、そのリアルな数字と、それに対する私の考えや対策を率直に共有することで、あなたが投資を「続ける」ための力になりたいと考えています。
ぜひ、来月以降の資産推移にもご期待ください。
不安は、正しい知識と行動で解消できます。 一緒に、守るべき資産を守り、増やしていきましょう。

